V&Aにて気づく

Victoria and Albert Museumへ行った。そこで気づいたこと。
この博物館には、世界各国の美術品やらプロダクトやらが詰め込んであるのですが、ほぼ巡回したあと、思いました。

「日本が一番すげー。」

っと、いきなり小学生っぽいセリフで失礼します。芸術や歴史などあまり詳しくない私ですが、純粋にそう思ってしまったのです。どうやら、多くの国はの作品達は「宗教」もしくは「王」に捕らわれています。ですんで、「それしかネタがねーのかよ!」ってつっこみたくなるほど宗教。「この金ピカ、ゴリゴリの感じはいかかでしょう王様」の連続。そこで日本国のブース(小さいけど)に入ったとき、どうでしょうこの素朴さ。これがまた、いと美しきこと限りなしなのです。日本人だからこう思ったんだろうか。100%現在まで対応してる斬新さ。すばらしすぎます日本文化。

例えばオブジェ(彫刻等)。日本は鳥やら流木。その他の国では偉そうな人のフェイス、宗教系。もちろん技術やら思想やらは宗教で発達したことは間違いないけど、そういう歴史的なあれを知らないと、素直に楽しめなかった(ただの無知です)。つまり、作家性ってなものが、日本のモノの方が多く湧き出ていた、という感じです。
もはや例えなくても良いけど、クオリティーやらバランスやら完璧!!なんで日本に居たときに気づかなかったのか不思議。

以前「わびさび」というやつを勉強してみたけど、文章では理解不可能な領域のロジックだと思った。そして、今日それをうっすらと感じることができた。日本人でよかった。

と、日本びいきなお話しですが、お許しください。なにせ一度「すげー!」って思っちゃうと悪いところ見えなくなっちゃうもんで、、、。もちろん日本以外のモノでも良いものありましたよ(適当なフォロー。もう誰もオレを止められない)。

注目の品。
印籠となんかの箱。可愛くそして渋く。金色をふんだんに使っているにも関わらず、いやらしさ0。なぜにこんなに渋いのか。


知っていましたか、この鎧の足下を、、、。可愛すぎます。中国なイメージも?

そして帰り際にcosta(?)とかいうカフェに寄って、少しsa-sa氏の課題を考えてみる。コーヒー400円な上に、タバコが吸えない状況で泣きそうになった。

そして帰り道、なんだか妙に深刻な雰囲気になってしまった(自分の中で)。オレここで何やってるんだろうと。日本のすばらしさを実感してしまって、やられてしまったのだと思う。「きっとまだイギリスの深さを分かってない」、と良い聞かせて、マインドコントロール。イギリスにはかなり魅力的なクリエーターいるけど、そいつらどうやって生まれてきたの?教育がいいのか?それだったら、ダメじゃん。ほんとにここって刺激あるのかなぁオレにとって、、、。

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COMMENT(2)

  • METに行ったときに、同じことを感じました。
    ヨーロッパから南アメリカまで様々な国の絵画や彫刻、工芸品が所狭しとおいてある中、日本の展示はほっと落ち着けるものがありました。旅行は2週間ぐらいしていました。そこでピザやデリの大味な食事や彫りの深い顔、覆い被さってくるようなビルとネオンに嫌気がさしていたんだと思います。そんな中で日本の素朴で洗練された文化に出会えたことで、自分に戻れたような気がしたんです。あなたが言うように日本人だからというのは確かにあるのかもしれませんが、それからは日本文化がくそ好きです。

  • うんうん。やっぱそう感じるよね。いざ無くなったり、離れてみないと気づかなかったり見えなかったり、、、慣れとは恐ろしいものです。

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