さすがコル!!

Maison La Roche-Jeanneretに行って参りました。Le Corbusier様でございます。つーか、ずっと「ラ・ロッシュ・ジャンヌレ邸」って言ってきたけど、正確に言うと「ラ・ロッシュ+ジャンヌレ邸」なのね。Galerie Taiseiのサイトで初めて知りました。PDFで色々見れます(コルもの)。

それはさておき、とんでもなかったです。見る前に、ここはスゴイっていう噂を聞いていたので、かなり期待して行ったのですが、全然期待を裏切らないモノでした。期待を裏切らないモノって相当スゴイってことです。道路から少し奥まったところに建ってて、外見は意外と普通。でも、ちょっとしたピロティーがすでに気持ちい。

何が凄かったって、これぞ「住」。家です家。人が住んでないから、生活感がない、、、と思いきや、逆にこの建築の凄さに気づくことができた。リビングルームとかでは、家具とかがほとんどないから「生活の豊かさ・気持ちよさ」みたいのを感じずらかったけど、その他のホールや廊下、踊り場などでそれをモノすごーく感じることができた!!気持ち良いんです。ふぁぁ〜ってなっちゃいます。ホールなどの吹き抜け部分とかリビングルームにおいて「気持ちよく」とかを感じるのは最低条件だけど、廊下とかおとり場とかで、これほど「快適さ」を味わえるとは、、、。むしろ、そういう部分にこそ「快適さ、豊かさ」を感じるのか?
エントランスホールの吹き抜けと開口との間の廊下なんて、もはや廊下って呼びたくないくらいサイコー。実際幅が広めで1750くらい。

それぞれのエレメントが絶妙に相互関係にあるのかな。

吹き抜け-廊下-踊り場-階段-外部(開口)

特にこいつらがポイントくさい。全体的に見ちゃうとこういう風に書けちゃうけど、実際の空間ではそれぞれが何通りにも組み合わさって、それを創り出している。例えば、

吹き抜け-廊下
階段-吹き抜け
吹き抜け-廊下-踊り場
   ・
   ・
   ・
などなど。

そう、単調さがない楽しめる空間。かといって、違和感もなくすんなり繋がるそれぞれのエレメント。良いとこ言い出したらとまらない。サッシ、手摺り、壁の構成、床タイル、、、。それぞれの空間のもつ潜在能力を思う存分引き出しておりますよ。特に手摺り、といって良いか分からないけど、「この手があったかぁ〜!」って思わされました。タイルも場の用途、動線などによって色・貼り方も違う。どこに居ても気持ちいい。

すごいなやっぱコル。なんていうのか、ヤツはたぶん脳内処理能力高いくさい。なんて言ったらいいか分からないけど、全体を同時に考えていってる感じがする。もちろんそれぞれ考えもするんだろうけど、なんつーか、こう、、、わからん。いや彼はたぶん、斎藤さんが「力の流れが見えている」ようにスタンド使いで、設計中に既にこの中で生活してるはず。ん〜、このでかさの空間を創り出すってことは、相当な精神力の持ち主か、、、いや、もしかすると、これ自体ヤツのスタンドか?ハゥ!既に攻撃を食らっていたというわけかァァっ!!

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