ガラスブロックって神秘的

デザイン系の専門学校。設計者はWiel Arets。いきなり広がるバカでかい広場に、集住と繋がりながら面してる。大きく分けて広場を挟むように2棟に別れていて、集住と連なる方がStudio棟(ピロティがある方)。そして逆サイドとはブリッジで繋がってる。
ピロティがあるところにエントランスがあると思いきやない。「常識」となっているところをちょっと変えるだけで、違和感だったり、新鮮だったり、イライラしたりするわけですな。で、こっちから部外者は入れなくて、メインエントランスは逆サイド。こちらの棟は増築なのかな?

メインから入ると、事務室・講義室・図書スペース・ラウンジ・展示スペース等。でも、Studio棟とブリッジで繋がるって、めんどくさそうと思ったけど、中心となる位置にラウンジがあるから、なんとなく良いのかも。あと、縦動線やブリッジなどのPathが退屈にならないような工夫がたくさんあった。というか、そのためだけにやってるな訳じゃないと思うけど。縦動線がスロープになっていて、階段教室・図書スペース・ラウンジがスキップになってる。吹き抜けトップライトが良い感じにある。これだけで、スロープがダルイ空間になってない。フムフム。ブリッジなんか素晴らしく綺麗。でも、毎日のように過ごすとあきるのかなぁ。

外観からは想像出来ないくらい、綺麗で楽しい空間が出来てた。光っていう外の要素をすごく意識していて、よかったんだけど、欲を言えばそれだけじゃもったいないなぁ〜って思った。こういう外見にしちゃうと、この広場がよりだだっぴろーぃ感じになっちゃって、もったいない。

・面白いはしご。柱上部にくっついてる謎のロープ。なんか引っかけるのかしら?

・ラウンジとスタジオ棟の光。やっぱ光はスゴイ。そして、ガラスブロックの一部が普通のガラスなのも風景の切り取られ方が面白い。普通はフレームとなる地が壁なのに対して、地が淡い光。もっと開けちゃってもよかったのに。

・地下の階段室。階段室をうまくスキップフロアにはめてる。上の方はヴォイドになってて、光が落ちてる。キレイ。

・事務室の部分。エントランスから見て、下に降りる階段をかいして事務室がある。なんかレイアウトがカッコイイ。階段部の手摺り壁にベンチがはまっててそれもなんか良い感じ。あーうまいね。その手摺り壁も柱にドンじゃなくて、切れてる。フムフム。

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