古いのにはまってるよ

Museum of fine arts に行った。この美術館、全然チェックしてなかったけど良かったです。何にも覆われておらず、公園の端に「ボン」と建ってる元々あった美術館(1945)への増改築って感じで、簡単にいうと旧館を新館が半分くらい覆っています。

1.一方から見ると旧館
2.また一方から見ると新館
3.重なり合う部分は新館を通して旧館

ってな感じ。1は街、2は広場、3は公園or噴水広場に面する。エントランスは2方向で新館側と交わる部分(噴水広場)。どちらから入るかで、絶対中のイメージも変わると思う。自分は新館側から突入。奥に中庭(噴水広場)があるように感じて、気分は「新しい美術館に来た」っつー感覚。

新築部分に仮設展示があって、それを見た後いったんロビーに戻り、「重なり合う部分」に、、、。ようするに建築内部に建築があるってことだけど、外から見たディスプレイ的な感覚はなく、ホゲェ〜っと歩いていると、知らぬ間に旧館入りを果たしておりました。なめらか!旧館は近代絵画(?)っていうのかしら、キリスト系の絵とか騎士の絵とかが展示されていて、普段はこういう類の絵はすっ飛ばしてしまうんだけど、見てしまった、、。雰囲気にやられたのか?こういう作品はクラシックな展示空間がお似合いなのかも。しかしホントに不思議だ。なんで自然に見てしまったのか、、、かといって、思いっきりただクラシックな美術館だと、すっ飛ばし気味になってしまう。というか、そういう美術館に進んでいかないのか。ってことは、こういう美術館の構成って自分みたいな人間に新たな世界を与えてくれるってことか。フムフム。

旧館を一通り見終わると、公園に面した「重なり合う部分」の通路にだされ、新館側の展示へと繋がる。こりゃまたなめらか!すばらしいね。特に順路のないこの美術館ですが、なんのためらいもなく自然に気持ちよく見れた。美術館って、各展示室を結ぶ部分が重要なのだと思った。豊田市美術館ルイジアナ美術館のようにクソ絶妙に展示とPathが混ざり合ってるやつらは本当に凄いのだなぁっと再確認。こいつらは、新しい展示空間を発展させて創り出されたというより、展示を結ぶ空間を発展させていった結果出来たモノなのかもしれない。。。
写真は2FのPath、その地下部分(図書館)。図書館休みだった〜。クソー。気持ちよさそー!夜景を意識した照明がガァーってついてますね〜。しかしオープン時はどうやって入るんだ?地下はPhoto, film, Auditorium, Libraryって具合でした。

カフェも良かったです。Pathをかいして公園に面するこのカフェは凄い良い使われ方をしてた。ほぼ公園内にあるカフェっていう位置づけで、散歩がてらの人が気軽に立ち寄る感じ。そもそも立地的にそうなるポテンシャルを持ってるんだけど、とりあえず良いです。かといって、「ミュージアムカフェにいる」っていう感覚がなくなっても、自分に酔えない。でも、ここはそれも残しつつ、、、でした。アプローチもかっこいい!

噴水側のエントランス部分の横に木目調の箱が4つ。これはカウンター裏手のお客さんの荷物棚。こんな風に見せちゃって、ファサードのアクセントにしてるのね。でもこういう要素も重要ですな。

新築部分のファサード。写真じゃ分かりにくいけど、鳩のクソまみれ。どうやら、ファサードのくぼみ(h=250~300mm程)に鳩が住み着いている模様。公園に建っているってのも祟って、かなりの量です。気をつけましょう。

TRACKBACK(0)

Trackback URL: http://yake.orz.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/241

POST YOUR COMMENT

CATEGORIES

RECENT ENTRIES

RECENT COMMENTS