CATEGORY "Barcelona" ARCHIVE

Walden7に向かう途中のまちは、意外とモダンな雰囲気で人工的な感じでした。しかし、到着するとまたちょっと雰囲気は変わって、もっとローカルな感じ。このまちでも一段と目立ってますWalden7。この名前は作家Henry David Thoreauという人の小説から引用しているらしい。
しかし、、、すごい迫力。設計はRicardo Bofill。

近寄ってみるとさらに厳つい。横にはWalden8がこちらをのぞく。中に入れないので何とも言えないけど、昔GA(確かオレンジのケースに入ったデカイやつ)でインテリアを見たことがあって、その写真だと外装の厳つさとは相反し、ゆったりとしたカッコイイ内装だった。

どういう感覚でこれ作ったんだろう。「コミュニティー性だの集団活動を、、、」のようなことをなんかで見たことあったけど、そういう雰囲気は外からじゃ全く分からんし、感じない。住人の生活はまったく感じません。Thoreauの小説にヒントがあるのか?ちょっと読んでみたい。

まずはSagrada Familia。昔来たときの淡い記憶と照らし合わせるとかなり進んでる。古い部分と新しい部分くっきり。新しい部分はかなり鋭い感じなんだぁ、、、これからヌルンにするの?全然違うモノがくっついてる見たい。もはやガウディがマスタープランナーで、みんなでデザインって感じ。こんな建築他にないだろうな。やるじゃんガウディ。で、その新しい部分の彫刻とか威厳さはなくて、Popな感じ。中に入ると一部ステンドグラスがはまっていて、柱を賑やかにしてた。うーん、ますますPop。印象がどんどん変わる。あと、チケット売り場とかの要素がもの凄く雰囲気をぶちこわしてるけど、完成したらなくなるのかなぁ。どーせ見れないか、、、完成。

正面のドアのフォント達。凄い迫力。フォント側面の傷もいろんな種類があって、気持ちいい具合に飛び出してました。最後のは地下の展示場にあったパースの断片。色だけが塗られた下絵に、透明フィルムをかぶせたモノ。カッコイイカワイイ。

今日はピンポイントで建築巡礼しました。しかし、、、中入れたのはGaudiのSagrada FamiliaとCasa Milaのみ。なんたることだ。

まずはホテルから歩いてSagrada Familiaへ。7euroとは高いなぁ。[Related article > Gaudi2発!]


そんで、そっから歩いて、Gloriesへ。そこにはJean Nouvelのアグワス・デ・バルセロナ本社ビルがある。あったはいいけど、、、また施工中かよ!!Madridに続きやってくれましたぁ〜。しかもなんじゃこりゃぁ。全部小さいガラスで覆われてたのかぁ。なんかクッキリしてなかったのはこのせいだったか。へぇ。表情面白くなるね(気持ちわりぃけど)。内側の外装は波板かなぁ?施工中だけにもの凄く汚い。掃除面倒くさそー。でも、こういうのも酸化チタンコーキングで仕上がるのかぁ。じゃなきゃやってらんないよな。ってなかんじで、またまたJeanにやられました。
近くにショッピングモールがあったから、寄ってみたけど、もちろん何も買わず。

お次はL`Auditori Concert Buildingへ歩く。設計者はRafael Moneo氏。殺風景。来館者をピロティに入れてから館内に招くタイプのアプローチを持つ。しかし、、、館内中に入れてないから何ともだけど、異常なまでの寂しい感じを味わった。悲しいです。何なんだろう。苦しいくらい。そして、建物の中心に謎の立方体が、、、浮いてる?ピロティから確認する限り、壁との接地面はない。というより、だいたい何なの?もう謎だらけです。

またまたそっから歩いてUPF Libraryへ。あった、けど、、、全面塀に覆われている。どこから入るか分からない。そもそもUPFはどこ?図書館だけ孤立?その区画を何周もしちゃったけど、入り口は見つからず。増築された何ともいえないのが元の建物に突き刺さってる。んー、微妙ですが、古い部分の内部は良い感じっぽい。外から盗撮。

ん、待てよ。この増築メタル部分の先っちょ部分らへんが地下への階段になってる。そしてこのメタル部分が向いている先の建物、、、UPFだ!道を挟んでUFPがありました。ほぉーぅ!道を挟んで地下で図書館と繋がってるなんておもしれ〜。さすがにそんな所に入っていく勇気はありませんでした。無念。

Richard Meier & Partners設計のMuseu d'Art Contemporani de Barcelona(MACBA)に行った。狭い路地を抜け、この広場に出た瞬間思った「スケボー快適そう」。地面の仕上げ、美術館の全面の段差など、、、。そして建物に近づくと、やはりスライドの跡がありますねぇ〜。あたりを廻って広場に戻ってくると、やっぱりいましたスケーター。あぁ気持ちよさそう〜。しかも怒られる気配もない。日本じゃまず怒られるタイプの場所だよなぁ〜。その前に、地面がガタガタ多いし無駄に。海外はあまりこういうの起こらないよなぁ〜。
昔appleが全盛期の頃、千駄ヶ谷に本社があって、そこの狭い広場でスケボーやってたとき、appleの人に「お客さんに気をつけてやってね」って言われたとき、もの凄く海外を感じたのを思い出した。
つーか、だだっ広い広場とかで、こういうの見れた方が、やらない人も楽しいじゃんねぇ。

それはさておき中に入ってみる。特に何の展示がやってるとも分からないまま。白いです。ひたすら白い。全面のほぼ全部が吹き抜けで、そこにスロープがビィ〜ってある。そして各階の廊下へアクセス。各展示室をこの廊下(Voidの空間)が繋げていました。しかし、Guggenheim Bilbaoに続き特に各展示室間への配慮はないです。かといって、Guggenheimほど疲れるモノではなかったです。ちょっと勘ぐっちゃうのは、建築巨匠達はこれくらいのこと気づいているはず、、、なのにこういうレイアウトにするってことは、意味があるのかも。もしかして、アーティストからしてみれば、いったん気分を切り替えて欲しいものなのか??どうなんだろう。自分じゃどうにも分からないけど、自分的にはあんまり好きじゃないっす。

帰り道、歩道と道路の境界がこんな風に、、、まちをあげてスケーター支援か?

Botanical Gardenの頂上にある施設。講義室、展示場、オフィスなど入ってた。建物は、、、ふつうかしら。

でも、細々したところに興味津々でした。まずは、駐車スペースですが、ギザギザ。ただ、天板をぶっさしてるだけだけど、これだけで駐車スペースがランドスケープのアクセントになる。
そして柵(というか手摺り的なポジション)。うまく全体にあってる!こんだけで、、、。でも手摺りって難しいと思う。よく手摺りだけ浮いちゃってる建築みるし。手摺りを考えないでカッコイイの出来ても、最終的に手摺りを付けると全然印象変わる。手摺りされど手摺り。
やっぱ錆はダラダラ垂れちゃうよなぁ、板金屋のおっちゃんが言ってた通りだわ。でも味といったら味なのか。ちょと汚らしく思えてしまうよなぁ(オレはそうでもないけど)。全体の具合と量によるかな。そう言えば、アンドゥーは豊栄市立図書館の外部の壁で、トップに斜度つけた鉄板乗っけてたなぁ。それで雨水の垂れる方向を制御していた(のだと思う)。こちらの場合はただの見た目重視ですな。

もう1つ、Garden側のキャンチ部分。定期的に地面に穴が、、、そして上を見ると穴。雨落ちてくるやつみたい。へぇ〜、面白い。でも、ちゃんと機能するのかしらね。

Botanical Garden行って参りました。設計はCarlos Ferrater。実は彼のことは、この旅行を計画し始める前まで知らなくて、旅行に出る3日ほど前に知ったのですが、写真を見て速攻でやられました。カッコイイ。ツボりましたぁ〜。

そして、German Pavilionからひたすら丘を登り到着。フゥ~。実際写真だけみて「行く!」って思ってただけだったので、ずっと公園だと思ってたら違った。植物園?という感じでしょうか?エントランスへのアプローチも気持ちよく、エントランスエリアもカッコイイぃ〜。もうやられっぱなし。尾田栄一郎ばりに私の何かを刺激してきます。このエントランスホール、上から見てみると地面に埋もれる感じになってる。地面が割れてる。そして、上からの眺めを全く損なわない。少しは主張しているけど絶妙すぎ!すばらしい。。。

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